解剖の種類とAiの特徴によせて~医療事故調査制度の視点・論点(4・完)~

桜の開花~筆者のつぶやき~
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筆者は、よく「医療事故被害者の会」や「医療事故に関するシンポジウム」に参加します。
そこで、よく耳にするのが、医療事故が起きたとき、「何が起きたのか知りたい」「なぜ亡くなったのか、原因を知りたい」というご遺族の方々の声です。なかには、医療機関の対応に不審を抱いたご遺族が不幸な現実を受け入れられず、自分のやりきれない思いを「医療過誤だ」と主張し、医師にぶつけるというケースもあります。
ところが、ある程度、事態が進み時の経過とともに「あの時解剖しておけばよかった」
「なぜ解剖しなかったのだろう」と悔やまれる方々もいます。
どんな医療事故でも、医師や医療機関の対応の仕方次第でクレームになることもあれば、
ノークレームになることもあります。
日頃から、患者や家族とのコミュニケーションを十分にとって信頼関係を築いていくことが
何より重要であり、最善の医療安全対策になるのではないでしょうか。
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編集後記
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年末の慌ただしさ、年始の華やかさ、暖冬予報はどこへやら、強い寒気団が日本列島
を凍らせらた1月、これらはたちまち思い出となって流れ去り、いつのまにか、桜前線
北上中です。
まだ朝晩の空気は冷たく、肌寒く感じられる日も多い名ばかりの「春」ですが、日脚が
長くなり、日差しも強まって、空が一段と明るく感じられるようになりました。
年始に立てた目標を気張って過ごすうちに、少々疲れがたまってきた方もいらっしゃる
のではないでしょうか。体調を崩した状態では、いくら頑張っても、目標達成は覚束き
ません。ココロもカラダもしっかりケアして、良いコンディションで良い仕事ができるよう、
元気に頑張って参りましょう。

次回は、2016年度診療報酬改定について「詳しく、わかりやすく」情報提供してまいります。
引き続きご愛読賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
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