~筆者のつぶやき~
医療の現場で新たなルールが導入されると、その影響は大きいと言います。勤務環境改善
システムも例外ではなさそうです。個々の医療機関の取り組みに期待する一方で、国として
自治体として、さらに何か良い手立てはないものか、断片的な情報が独り歩きしていては、
現場の不安は募るばかりです。
システム運用に向け各自治体が準備を進めているようですが、取材などを通じた情報収集
では、行政担当者の真の意図がよくわからないと感じることもあります。
「動き出した勤務環境改善システム」
すべての医療者に何らかの影響を及ぼすシステムにもかかわらず、まだ関心はそれほど
高くないとも聞きます。同システムの目的は、医療従事者の定着と働き方改革。
これまでの医療現場での勤務環境実態から、この目的を否定する人はいないでしょう。
過去の反省と多くの時間と手間をかけてつくられたこのシステムが、その目的通りに機能
するよう各自治体に与えられた責任は重い筈です。
政治、行政と医療現場の間をつなぐために、認定登録を受けた医業経営コンサルタントとして、
丹念に情報収集し、与えられたこの媒体で、「いち早く、より正確に、よりわかりやすく」
皆様に情報発信していきたいと思います。
***編集後記*********************
「1日は長いのに1年は早い」筆者の恩師の言葉です。御年81歳、今、なお現役で弁護士
としてご活躍されています。
深まる秋を愛でる間もなく、いつのまにか年の瀬となっていました。
今年も残すところ数日となり、1年という季節の巡りの速さに驚くとともに、この先何度、
桜の花を観ることができるのだろうかと思うと「長い1日を悔いなく精一杯生きたい」、
恩師の言葉がやけに感慨深く身に染みるのは、年齢を重ねたせいでしょうか(笑)
さて、日本データーでは、「できる人財を育成・定着させる『職員満足度調査』」を実施
しております。職員の働き方と働きがいを定量的に把握し、人材育成と組織風土の課題を
明らかにすることで、職員一人ひとりの意識や行動、管理職のマネジメント、自院としての
職場風土をより良くするための具体策を導き出します。
『満足度調査』にご興味がある方、ご相談は、医療経営企画室までお問い合わせください。
また、新年以降の「NDC Medical Times」も引き続きご愛読賜りますよう何卒よろしく
お願い申し上げます。
今年一年皆様から賜った多大なるご厚情に感謝するとともに、新年が皆様にとって
すばらしい年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
よいお年をお迎えください。