平成26年度診療報酬改定・外来医療
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メディカルタイムス用改定率の図外来医療

 

 複数の慢性疾患を持つ患者に適切な医療を提供しつつ、外来医療の機能分化・連携を更に推進するために、以下の事項について検討が行われています。

①    診療所や中小病院におけるかかりつけ医機能の評価

②    大病院の専門外来の評価

③    大病院の紹介外来を更に推進する方策 等

具体策としては、紹介・逆紹介率が低い大病院を対象に、投薬日数によって処方料、処方箋料、薬剤料を減算する案や、初診料や外来診療料の減算の対象を、現在の特定機能病院や一般病床500床以上の地域支援病院から、許可病床数が500床以上のすべての病院に対象を拡大(精神科単科病院や療養病床のみの病院を除く)のうち、「紹介率40%未満で逆紹介率30%未満」の場合、紹介状のない患者の初診料を270点から200点に減額し、他の医療機関へ紹介したのに、再び同じ病院を受診した場合の再診(外来診療料)を70点から52点に減額する案、現在の特定機能病院や地域支援病院に強化するなどが議論されています。

また、消費税の補填分を初診料・再診料(外来診療料を含む)に上乗せし、余った財源を入院料等に上乗せすることで調整が進んでいます。

(平成26年1月15日現在)