コラム*~筆者のつぶやき~
「してみせて、言って聞かせて、させてみる」江戸時代中期の大名で、出羽国米沢藩主の
第9代藩主上杉鷹山の名言です。
この名言は「してみせる」ところが特長で、人を動かすには、言葉で伝えるよりも、まず、
先に背中で見せたほうが、より、リアリティをもって伝わるということを説いており、筆者の
好きな名言の一つです。
先日の「日本シリーズ2013年」で、弱小チームを立て直し、球団創設9年目にして初の
日本一に導いた優勝監督が、まさに「してみせる」指揮官のようです。
筆者は、野球のことはよくわからないのですが(「CS」がわからなくて同僚にバカにされた
くらいです)、今回の「日本シリーズ」だけは、視聴率アップに貢献してしまいました。
本文とはまったく関係なくて恐縮ですが、優勝監督のインタビューを聴いたときこの名言を
思い出し、何となくつぶやいてみたくなりました。
さて、皆様の中には、病院で新年を迎える方もおられるかと思います。
年末年始は、世間一般的なお祭りムードもあり、どうしても気が緩みがちになります。
一度、事故が起きてしまうと時計の針を戻すようなことはできません。
特に入院患者の転倒転落事故には充分に留意して、医療安全対策に取り組んで
いただきたいと思います。
医療者一人ひとりが安全対策に関心を持ち、そのための知識を共有することで、
自分の身は自分で守るという意識に変えていく必要があるでしょう。
編集後記
早いもので今年も残すところ、あと数日となりました。
6月より公開しております NDC Medical Times も、たくさんの方にアクセスいただき
感謝申し上げます。
2014年度の診療報酬改定に向けた論議が10月以降本格化し、中医協の総会のほか、
各専門部会が開催されています。
今回の改定は、先の社会保障制度改革国民会議の報告を受け、「2025年」に向けて
具体的に踏み出すという意味で、前回の同時改定と同様に、その動向から目が離せません。
新年からは、診療報酬改定について「早く、詳しく、わかりやすく」情報提供してまいります。
新年以降のNDC Medical Times も何卒よろしくお願い申し上げます。
今年一年皆様から賜った多大なるご厚情に感謝するとともに、新年が皆様にとって
すばらしい年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
よいお年をお迎えください。